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「家事代行、気になってはいるんだけど…」。そこから先に進めないまま、何ヶ月も経っていませんか。
検索してみたものの、料金の仕組みはよくわからないし、そもそも散らかった家に人を入れるなんて考えただけで気が重い。何を頼んでいいのかもわからないし、知らない人を家に上げるのは正直こわい。結局「もう少し自分でがんばろう」と画面を閉じて、また次の日も同じように回らない一日が始まる。そんなぐるぐるを繰り返している方は、実はとても多いです。
この記事では、家事代行を一度も使ったことがないママに向けて、初めての人がつまずきやすい不安への答え、料金の相場感、失敗しない選び方の基準、そして初回訪問当日のリアルな流れまでを順番に説明します。読み終わる頃には、「自分の家庭に合うのはどんなサービスか」が自分で判断できるようになっているはずです。
初めての家事代行でみんなが感じる3つの不安に答えます

不安1:散らかった家を見られるのが恥ずかしい
いちばん多い不安がこれです。「片付けてから頼まないと失礼かな」と思って、結局「片付ける余裕がないから頼めない」という矛盾にはまってしまう。
でも、考えてみてください。家事代行のスタッフさんは、散らかった家を見るのが仕事です。美容師さんが伸びた髪を見ても驚かないのと同じで、洗い物がたまったキッチンも、洗濯物の山も、彼らにとっては「これから取りかかる仕事」でしかありません。むしろ片付いた家に呼ばれるほうが「何をすればいいんだろう」と困ってしまうくらいです。
それでも恥ずかしさが残るなら、最初の1回は「キッチンだけ」「水回りだけ」のように場所を区切って頼む方法もあります。一度来てもらうと「あ、こんなものか」とほっと力が抜ける人がほとんどです。
不安2:何を頼んでいいかわからない
「掃除?料理?どこまでお願いしていいの?」と戸惑う方も多いと思います。
コツはシンプルで、「自分がいちばん後回しにしている家事」から頼むことです。毎日の夕食づくりがつらいなら料理の作り置き、週末が掃除でつぶれるなら掃除、洗濯物の山が心の重しになっているなら洗濯と片付け。完璧なリストを用意する必要はありません。多くのサービスでは、最初の打ち合わせや事前のやりとりで「何に困っていますか」と聞いてもらえるので、困りごとをそのまま話せば、向こうが頼める形に整えてくれます。
「頼み方がわからない」は、頼めない理由にはならない、ということです。
不安3:知らない人を家に入れるのがこわい
防犯面の不安は、持っていて当然のものです。むしろ大事な感覚なので、消す必要はありません。そのうえで、リスクを下げる方法を知っておきましょう。
まず、個人間マッチング型よりも、運営会社がスタッフの採用・研修・管理をしている会社型のサービスのほうが、身元確認や損害保険の体制が整っていることが多いです。それから、最初の数回は在宅で立ち会うこと。様子を見て信頼できると感じてから、外出中の利用に切り替えればいいのです。貴重品は引き出しにしまっておく、合鍵を渡すのは十分に関係ができてからにする、といった基本も押さえておけば、不安はかなり小さくできます。
そして後ほど詳しく書きますが、「毎回違う人が来る」より「毎回同じ人が来る」仕組みのほうが、防犯面でも心理面でも安心しやすいです。
家事代行でお願いできること・できないこと
「どこまで頼めるのか分からない」と迷う方も多いと思います。会社によって範囲は違いますが、多くのサービスで共通している線引きがあります。
| お願いできること | お願いできないこと |
|---|---|
| 日常の料理・作り置き | 体をもむ、マッサージ |
| 掃除機がけ、水回りの掃除 | 重い家具や家電の移動 |
| 洗濯、干す、たたむ、しまう | 高所の作業(脚立が必要な窓拭きなど) |
| 食器洗い、キッチンの片付け | ペットの世話(対応する会社もあります) |
| 買い物の代行 | 専門的なハウスクリーニング(エアコン内部など) |
| 整理収納の手伝い | 介護・医療的なケア |
迷いやすいのは料理です。日常の家庭料理は頼めますが、短時間でたくさんの品数を作る作り置きは、会社によって受けていない場合があります。「2時間で何品作ってもらえますか」は、申し込み前に必ず確認しておきたい点です。
子どもの相手や保育園の送迎まで頼めるかどうかも、会社によって分かれます。家事だけの会社と、育児のサポートまで含む会社があるので、ここは選ぶときの基準になります。
家事代行の料金相場は1時間2,000〜4,000円が目安です
月にいくらなら出せるか、心の中でそっと計算した方もいると思います。
家事代行の料金は、業界全体としてはおおむね1時間あたり2,000〜4,000円の幅に収まることが多いです(※2026年6月時点の一般的な相場感です)。これに加えて、スタッフの交通費や訪問費が1回数百円〜1,000円程度かかるサービスが多く、定期契約か単発(スポット)かでも単価が変わります。一般に、単発は割高で、定期契約のほうが1時間あたりの料金は安くなります。
たとえば1時間3,000円のサービスを週1回・2時間で頼むと、月にだいたい2万4,000円+訪問費。月2回・2時間なら1万2,000円+訪問費くらいの計算です。「思ったより高い」と感じたでしょうか。それとも「月1万円台ならいけるかも」と感じたでしょうか。
ここで一度立ち止まってほしいのは、この金額で買っているのは「掃除や料理」そのものではなく、あなたの時間と気持ちの余裕だということです。週2時間、家事から解放された時間で子どもと向き合えるなら、あるいは「やらなきゃ」と頭の中で鳴り続けるアラームが止まるなら、その価値をどう見積もるかは、各家庭が決めていいことだと思います。
なお、料金体系はサービスごとに細かく異なり、キャンペーンや改定もあります。検討する際は必ず各社の公式サイトで最新の料金をご確認ください。
主要な家事代行サービスの料金を比べました
すべて2026年9月時点で、各社の公式サイトに書かれている金額です。
| サービス | 1時間あたり(税込) | 交通費 | 1回の最低時間 | 育児も頼めるか | 同じ人が来るか |
|---|---|---|---|---|---|
| タスカジ | 1,500〜4,190円 | 別途(都度計算) | 3時間固定 | 頼めません(家事のみ) | 自分で指名して継続 |
| CaSy | 2,790〜3,190円 | 880円 | 掃除1時間〜/料理3時間〜 | 記載なし | 指名は1時間あたり+440円 |
| ベアーズ | 3,245円〜 | 990円 | 2時間〜 | 別サービス(シッター) | 専任スタッフ |
| きらりライフサポート | 2,970〜3,960円 | 990円 | 2時間未満から可 | 頼めます(1回の訪問で組み合わせ可) | 専任制 |
| カジタク | ※1回あたりの料金体系 | 料金に込み | 2時間〜 | 記載なし | 保証なし |
※カジタクは1時間あたりではなく1回あたりの料金です。掃除代行の定期・毎週プランで1回9,900円(2時間・平日・交通費込)からとなっています。
いちばん安いのはタスカジです。ただし個人と直接やりとりするマッチング型で、1回3時間の固定。頼めるのは掃除・料理・洗濯・整理収納で、育児は対象外です。
CaSyは掃除なら1時間から頼めます。ただし同じ人を指名すると、1時間あたり440円が上乗せになります。
ベアーズは初回お試しが用意されています(3時間10,890円・交通費込)。まず1回試してから決めたい人には入りやすい形です。
きらりライフサポートは、家事と育児を1回の訪問で組み合わせられるのが他社と違う点です。ただし対応エリアが東京都と、神奈川・千葉・埼玉の一部に限られます。
カジタクは1回いくらの料金体系なので、時間で比べにくい代わりに総額が読みやすいです。イオン系で、WAON POINTが貯まります。
料金は改定されることがあります。申し込む前に、必ず各社の公式サイトで最新の金額をご確認ください。
失敗しない選び方は3つの基準で決まります
広告で見かけた家事代行に申し込んで、「うちの使い方とは違った」となるのは避けたいですよね。次の3つの基準で、自分の家庭に当てはめてみてください。
基準1:定期で頼むか、単発で頼むか
大掃除や引っ越し前など、たまに使いたいだけなら単発型で十分です。一方、共働きやワンオペで「毎週の家事そのものが回らない」状態なら、定期型が向いています。定期は単価が安くなるだけでなく、スタッフが家のやり方を覚えてくれるので、回を重ねるほど指示がいらなくなっていきます。「毎回ゼロから説明する」手間がなくなるのは、想像以上に大きいです。
基準2:専任制か、毎回違う人が来るか
サービスによって、毎回同じスタッフが来る「専任制」と、その都度違うスタッフが来る方式があります。日程の自由度は後者のほうが高いことがありますが、小さな子どもがいる家庭には専任制をおすすめします。子どもが人見知りせずになつきやすいこと、家の勝手や好みを覚えてもらえること、そして「知っている人が来る」という防犯面・心理面の安心感。先ほどの「知らない人を家に入れるのがこわい」という不安への、いちばんの答えがこの専任制です。
基準3:家事だけか、育児まで頼めるか
料理をしながら下の子をあやして、上の子の「ママ見て」に応えて、洗濯物のことが頭の隅にある。しんどいのは、その全部が同時に来るからですよね。
なのに、多くの家事代行は「家事のみ」が対象で、子どもの相手や送迎は契約外です。子どもを見てほしければ、別途ベビーシッターを契約することになります。だから子育て家庭には、家事と育児を分けずに、1回の訪問の中で横断して頼めるタイプのサービスが合っています。
家事代行が向いている人・向いていない人
向いている人
- やってほしいことが、ある程度はっきりしている(水回りの掃除、夕飯の作り置きなど)
- 完璧でなくても、手が空くことのほうが大事だと思える
- 定期的に来てもらって、家のことを覚えてもらいたい
- 自分の時間を、お金を払ってでも取り戻したい時期にいる
向いていないかもしれない人
- 自分と同じやり方・同じ仕上がりでないと気になってしまう
- 家に人がいること自体が落ち着かない
- 年末の大掃除など、1回だけ頼みたい(定期利用が前提の会社が多いため)
- 頼みたいことを言葉にするのが負担に感じる
ただし、「向いていないかもしれない人」に当てはまったからといって、使えないわけではありません。「人がいるのが落ち着かない」なら留守中に来てもらう、「毎回説明するのが負担」なら同じ人が続けて来る専任制を選ぶ、という形で解決できることが多いからです。
家事も育児もまとめて頼みたいなら「きらりライフサポート」という選択肢があります
この「1回の訪問で家事と育児を横断できる」タイプの代表例が、きらりライフサポート(旧サービス名:東京かあさん)です。
きらりライフサポートは、料理の作り置き・掃除・片付け・洗濯といった家事に加えて、チャイルドケアや保育園の送迎まで、1回の訪問の中で組み合わせて頼めるのが特徴です。「最初の1時間で夕食の作り置き、残りの時間は子どもと遊んでもらう」といった使い方ができるので、家事代行とシッターを別々に契約する必要がありません。
スタッフは専任制で、毎回同じ「きらりさん」が継続して来てくれます。料金は利用時間によって変わり、2時間未満で1時間3,600円、2時間コースで3,200円、3時間コースで2,800円、4時間以上なら2,700円まで下がる仕組みです(税抜)。別途、訪問費が1回990円かかります。入会金は本来5,500円ですが、新規で申し込む方は入会金が無料になり、初回サポートが2,000円引きになる特典があります(※2026年9月時点)。先ほどの相場2,000〜4,000円の範囲内で、家事も育児も頼める形です。
ただし、正直にお伝えすると、合わない人もいます。対応エリアは東京都のほか、神奈川県・千葉県・埼玉県は一部の地域に限られるので、それ以外にお住まいの方は利用できません。また、継続利用を前提としたサービスなので、「大掃除のときだけ単発で」という使い方をしたい方には向いていません。その場合は、お住まいの地域の単発対応サービスを探すほうがよいです。
エリア内にお住まいで、「家事も子どものことも、まとめて誰かに頼れたら」と感じているなら、まずは無料相談で話を聞いてみる価値はあります。相談はWebフォームからのチャット形式で、24時間いつでも送れます。
サービスの詳しい内容や他社との違いは、こちらの記事で説明しています。
関連記事: きらりライフサポート(旧東京かあさん)とは?サービス内容と他社との違い
申し込みから初回訪問までの流れ|いきなり契約にはなりません
申し込んだら、その場で契約になってしまうのでは。そう思うと、なかなか踏み出せませんよね。でも、流れを知れば不安は小さくなります。きらりライフサポートの場合は、こう進みます。
まず、公式サイトのWebフォームから連絡します。次に、チャットで困りごとや希望を相談します。「何を頼んでいいかわからない」状態のままで大丈夫です。ここで希望の曜日や時間帯、家族構成などを伝えると、3日以降に家庭に合う専任のきらりさんをマッチングしてもらえます。あとは初回の訪問日を決めるだけです。
初回は在宅で立ち会って、家のことを伝えながら様子を見るのがおすすめです。「思っていたのと違う」と感じたら、そこでやめても構いません。きらりライフサポートの場合、新規で申し込む方は入会金が無料になる特典があるので、お試しのハードルは低めです(※2026年9月時点)。
実際の利用者の評判や、申し込み前に知っておきたい注意点は、こちらの記事に詳しくまとめています。
関連記事: きらりライフサポートの口コミ・評判を徹底調査|料金と申込前の注意点
初回訪問の当日は「いつもの家のまま」で迎えて大丈夫です
訪問日が決まると、多くの人が前日の夜にそわそわと片付けを始めてしまいます。でも、事前の片付けは基本的に不要です。むしろ、普段どおりの状態を見てもらったほうが、どの家事が滞りやすいかをスタッフさんが正確につかめます。「お客さんを迎える」のではなく「仕事をしに来てもらう」のだと考えると、ふっと肩の力が抜けるはずです。
当日までにやっておくとよいことは2つだけです。ひとつは、財布・通帳・アクセサリーなどの貴重品を引き出しなど一か所にまとめておくこと。これは相手を疑う行為ではなく、お互いを無用なトラブルから守るための一般的なマナーです。鍵は最初から渡す必要はなく、留守中の利用に切り替える段階で各サービスのルールに沿って進めれば十分です。
もうひとつは、「頼みたいことメモ」を作っておくことです。スマホのメモで構いません。書くのは、やってほしいことを優先順に3つほどと、「触らないでほしい場所・もの」です。たとえば「①シンクの洗い物 ②リビングの床掃除 ③時間が余ったら洗濯物たたみ。机の上の書類は触らないでほしい」くらいの簡単さで十分です。優先順位が伝わっていると、限られた時間でいちばん助かるところから手をつけてもらえます。
初回までに用意しておくと、当日がラクになるもの
片付けは要りませんが、これだけは用意しておくと当日がスムーズです。
| 用意するもの | なぜ必要か |
|---|---|
| やってほしいこと3つのメモ | 「適当にお願いします」がいちばん失敗しやすいため |
| 掃除道具の置き場所の説明 | 会社によって道具の持参有無が違うため。事前に確認を |
| 触ってほしくない場所の共有 | 書斎の机、子どものおもちゃ箱など。先に伝えるほうが気まずくならない |
| 調味料と食材(料理を頼む場合) | 買い物から頼めるかは会社によるため |
| ゴミの分別ルール | 地域によって違うので、初回に伝えておく |
いちばん上のメモだけでも用意しておくと、初回の満足度がまったく変わります。紙に3つ書いて渡すだけで十分です。
家事代行でよくある3つの失敗と、その避け方
ひとつめは、頼みたいことを曖昧にしたまま当日を迎えてしまうことです。「適当にきれいにしてください」と伝えると、スタッフさんは遠慮して無難な範囲しか手をつけられず、「いちばんやってほしかった場所が残っている」という残念な結果になりがちです。先ほどの「頼みたいことメモ」が、この失敗のいちばんの予防策になります。
ふたつめは、1回だけ試して「合わなかった」と判断してしまうことです。初回はお互いに手探りで、家の勝手もわからない状態です。スタッフさんが本来の力を発揮できるのは、家のやり方を覚えた2〜3回目からというのが実際のところです。初回の小さな違和感の多くは伝え方の調整で解決するので、できれば数回続けてから判断することをおすすめします。
みっつめは、遠慮して感想を伝えないことです。「ここはこうしてほしかった」を飲み込んでしまうと、次回も同じことが起きて、もやもやだけが積もっていきます。本人に直接言いにくければ、会社型のサービスには運営の窓口があるので、そちらに伝えれば大丈夫です。要望を伝えることは、クレームではなく「うちの正解」を教えてあげることです。
初めての人からよくある質問に答えます
留守中でも頼めますか?
多くのサービスで、不在時の利用は可能です。ただし初回から留守にするのは、お互いにとって不安が残ります。最初の数回は在宅で立ち会い、信頼関係ができてから切り替えるのが一般的な流れです。
子どもがいる時間に来てもらってもいいですか?
もちろん大丈夫です。むしろ、子どもがいる時間こそ家事が進まない時間なので、その時間に来てもらう価値は大きいです。ただし「家事のみ」のサービスでは、スタッフさんは子どものお世話まではできません。子どもを見ていてほしい場合は、チャイルドケアに対応したサービスを選ぶ必要があります。
掃除道具や洗剤は用意しておく必要がありますか?
一般的には、家にあるものを使ってもらう形が多いです。特別な道具を買いそろえる必要はありません。「この洗剤はこの場所に使ってほしい」などのこだわりがあれば、初回に伝えておくとスムーズです。
家事代行は、がんばれない人が使うものではありません。がんばりすぎている人が、がんばりを少し減らすための道具です。「散らかった家を見られたくない」と感じている今のあなたこそ、たぶんいちばん必要としている人です。まずは相談だけ、話を聞いてみるところから始めてみませんか。

