子育ての相談はどこにすればいい?迷ったときの窓口一覧と相談の流れ

子育てが辛いときや気持ちがしんどい時、それ以外にも子育てのことでどこかに相談したいと思っても、どこに連絡すればいいのかは意外と分かりにくいものです。相談できる公的な窓口は市役所なのか、保健センターなのか、それとも別のところなのか。この相談内容はここでいいのか?何をどう話したらいいんだろう?

調べているうちに時間だけが過ぎて、結局そのままになってしまうこともあるかもしれません。

このページでは、迷ったときにまず連絡する場所と、悩みの種類ごとの窓口をまとめました。電話番号と受付時間は、掲載時点でそれぞれの公式サイトで確認したものを載せています。

悩みの内容ごとの相談窓口

相談したい内容に応じた様々な窓口があります。夜間や休日に連絡したいとき、地域の窓口が開いていないときに使えるものなどいろいろあるので代表的なものを挙げます。

子育ての悩み全般を相談したいとき

児童相談所相談専用ダイヤル 0120-189-783(フリーダイヤル・無料)

「いちはやく おなやみを」の語呂で覚えられる番号です。かけると、お住まいの地域を担当する児童相談所につながります。虐待の通告に限らず、子育ての悩み全般を相談できる窓口です。

「手が出てしまいそう」「もう限界かもしれない」と感じたとき

児童相談所虐待対応ダイヤル 189(通話料無料)

189は虐待に関する通告・相談の番号ですが、自分自身のことで連絡しても構いません。「叩いてしまいそうで怖い」「怒鳴ってしまった」という段階での相談も受け付けています。

匿名で相談でき、相談した人や内容についての秘密は守られると、こども家庭庁が明記しています。通話料は2019年12月から無料になりました。

気持ちがつらい、眠れない、涙が止まらないとき

よりそいホットライン 0120-279-338(フリーダイヤル・無料/24時間365日)

24時間いつでもつながる窓口です。ガイダンスに従って番号を選ぶと、専門的な内容や外国語での相談にも対応しています。子育てに限らず、どんな悩みでも受け付けています。

こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556(ナビダイヤル・通話料がかかります)

かけた場所の都道府県や政令指定都市が実施している、こころの健康に関する公的な相談窓口につながります。受付の曜日と時間は都道府県によって異なります。

子ども自身が相談したいとき

チャイルドライン 0120-99-7777(フリーダイヤル・無料/毎日16時〜21時)

18歳までの子どもがかける電話です。親ではなく子ども本人が使う窓口なので、お子さんが誰かに話を聞いてほしそうなときに、この番号を伝えてあげてください。

迷ったらまず「こども家庭センター」に連絡してみてください

どこに相談すればいいか分からないときの入口が、市区町村にあるこども家庭センターです。

ここは、妊娠中の人から子育て中の家庭まで、幅広く相談を受ける窓口として作られました。相談の内容を聞いたうえで、必要な支援や専門の機関につないでくれます。総合受付のような役割だと考えてもらうと近いです。

もともとは「子育て世代包括支援センター」(母子保健の相談)と「子ども家庭総合支援拠点」(子どもと家庭の福祉相談)という2つの窓口が別々にありました。相談先が分かれていて支援が届きにくいという課題があったため、2022年の児童福祉法改正でこの2つが統合され、2024年4月から「こども家庭センター」として一本化されています。

相談できることの範囲は広く、たとえば次のようなことが含まれます。

妊娠中や産後の体調のこと、乳幼児健診で気になったこと、子どもの発達のこと、育児がつらいと感じていること、家庭の状況が変わって余裕がないこと。「これは相談していい内容なのか」と迷うようなことでも構いません。

相談したあとは、内容に応じて一時預かりやショートステイ、産後ケア、子育てひろば、医療機関、放課後児童クラブといった支援につないでもらえます。窓口が支援そのものを提供するというより、その家庭に合う場所へつなぐ役割を持っています。

自分の地域の窓口を探す方法

こども家庭センターは市区町村が設置していますが、すべての自治体にあるとは限りません。設置は努力義務とされていて、移行の途中の自治体もあります。

また、名称が自治体によって違います。「こども家庭センター」に統一されつつありますが、「子ども家庭支援センター」「子育て世代包括支援センター」「子育て支援課」といった名前で運営されているところもあります。

探すときは、次のように調べると見つかりやすいです。

「お住まいの市区町村名+こども家庭センター」で検索する。これで出てこない場合は、「市区町村名+子育て 相談」で調べてみてください。名称が違っても、子育ての相談を受ける窓口は必ずどこかにあります。

市役所や区役所の代表番号に電話して「子育てのことで相談したいのですが、どこにつなげばいいですか」と聞く方法もあります。窓口の名前が分からなくても、それで案内してもらえます。

「こんなことで相談していいのかな」と迷っている人へ

相談をためらう理由として多いのが、次の2つです。

ひとつは、大げさだと思われるのではないかという不安。もうひとつは、相談したら子どもを連れて行かれるのではないかという心配です。

こども家庭センターは、支援につなぐための窓口です。相談したことで子どもと引き離される、といった性質のものではありません。困っている家庭を支えるために置かれている場所なので、深刻な状況になる前の段階の相談も想定されています。

むしろ、早い段階で相談したほうが選べる支援の幅が広くなります。限界まで我慢してから連絡すると、使える制度が限られたり、手続きに時間がかかったりすることがあります。

匿名で相談できる窓口もあります。名前を言いたくない場合は、電話の最初に「名前は言わずに相談したいのですが」と伝えても構いません。

電話をかけるのがつらいときは

電話が苦手な人や、子どもがそばにいて話しづらい人のために、文字で相談できる窓口もあります。

こども家庭庁が運営する「親子のための相談LINE」では、LINEで子育ての相談ができます。子育てに悩む保護者と、つらい思いをしている子どもの両方が対象です。電話のように声を出す必要がないので、夜中でも、家族が近くにいても連絡できます。

各自治体でも、LINEやチャットでの相談を受け付けているところが増えています。「市区町村名+子育て LINE相談」で調べてみてください。

相談したあとはどうなるのか

相談すると、まず状況を聞かれます。何に困っているのか、家族の状況はどうか、といった内容です。答えたくないことは答えなくても構いません。

そのうえで、使えそうな支援が提案されます。一時預かりやファミリーサポート、産後ケア、家事支援など、地域にあるサービスの中から合いそうなものを紹介してもらえます。手続きが必要な場合は、その方法も教えてもらえます。

一度の相談ですべてが解決するわけではありませんが、「ひとりで抱えている状態」から「相談先を知っている状態」に変わります。それだけでも、次に困ったときの動きやすさが変わってきます。

公的な支援と民間のサービスは、どちらか一方を選ぶものではなく、組み合わせて使えます。たとえば、忙しくて時間がなく、気持ちの余裕まで失われていて、家事の負担を減らしたい場合は、家事代行を初めて頼むときのガイドもあわせてご覧ください。

今日できること

すぐに電話をかけなくても構いません。まずは、お住まいの地域の窓口の名前と電話番号を調べて、スマートフォンに登録しておくところからで十分です。

「市区町村名+こども家庭センター」で検索する。それだけなら、今この場でもできます。

必要になったときに探しはじめるより、先に知っておくほうが楽です。使わずに済めば、それでいいのです。

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